唐松岳は、白馬連峰にある、標高2696mの山で、日本三百名山に選ばれています。 リフトを使えば登山時間が短縮できるため、日帰りも可能な山です。 このWebページでは、2023年7月2日に唐松岳に登った時に見た花を紹介しています。 唐松岳の風景については、唐松岳で紹介しています。
ウラジロヨウラク(裏白瓔珞)は、ツツジ科ツツジ属の落葉樹です。 瓔珞とは、仏像の上に吊り下げられた飾りのことです。 ウラジロヨウラクは、ツリガネツツジとも呼ばれています。 初夏に、ピンク色の釣り鐘状の花が咲きます。
カラマツソウ(唐松草)は、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草です。 和名は、花の形が、カラマツの葉に似ていることに由来します。 初夏に、白くて細い花が咲きます。
コバイケイソウ(小梅蕙草)は、シュロソウ科シュロソウ属の多年草です。
ニッコウキスゲ(日光黄萓)は、ツルボラン科ワスレグサ属の多年草です。 APG分類体系以前のエングラー体系では、ユリ科に分類されていました。 個人的には、ユリ科の方が分かりやすかったです。 初夏に黄橙色の花が咲きます。
ハクサンタイゲキ(白山大戟)は、トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草です。
ムシトリスミレ(虫取菫)は、タヌキモ科ムシトリスミレ属の多年草です。
モウセンゴケ(毛氈苔)は、モウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年草です。
どちらの植物も、葉の表面から消化酵素を含む粘液を出し、その粘着力で獲物を捕らえる食虫植物です。
ミヤマアズマギク(深山東菊)は、キク科ムカシヨモギ属の多年草です。 初夏に、ピンク色の花を咲かせます。
ユキワリソウ(雪割草)は、サクラソウ科サクラソウ属の多年草です。 初夏に、薄いピンク色の花を咲かせます。 葉は、だ円形で根生しています。
チングルマ(珍車)は、バラ科ダイコンソウ属の落葉樹です。 チングルマは、草にしか見えませんが、高さが20cmの低い木です。
ハクサンチドリ(白山千鳥)は、ラン科ハクサンチドリ属の多年草です。 初夏に、紫色の花が咲きます。
ホソバツメクサ(細葉爪草)は、ナデシコ科タカネツメクサ属の多年草です。 初夏に、白色の花が咲きます。
ヨツバシオガマ(四葉塩釜)は、ハマウツボ科シオガマギク属の多年草です。 初夏に、紫色の花が咲きます。
トキソウ(朱鷺草)は、ラン科トキソウ属の多年草です。 初夏に2枚の萼片のある薄紫色の花が咲きます。
ウスユキソウ(薄雪草)は、キク科ウスユキソウ属の多年草です。 ウスユキソウは、エーデルワイスとも呼ばれています。
ウツボグサ(靫草)は、シソ科ウツボグサ属の多年草です。 和名は、花の形が矢を入れて持ち歩くための靭に似ていることに由来します。
シロバナニガナ(白花苦菜)は、キク科ニガナ属の多年草です。 初夏に、ニガナに似た、白い花が咲きます。
オオコメツツジ(大米躑躅)は、ツツジ科ツツジ属の落葉樹です。
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)は、シソ科イブキジャコウソウ属の多年草です。 背丈は10cmぐらいで、初夏にピンク色の花が咲きます。
ハルリンドウ(春竜胆)は、 初夏に、青紫色の漏斗状の花が咲きます。 花は、日光を受けると開き、夕方には閉じます。
ワタスゲ(綿菅)は、カヤツリグサ科ワタスゲ属の多年草です。 初夏に白い綿毛のような花が咲きます。
キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪)は、スミレ科スミレ属の多年草です。 スミレの仲間ですが、和名にスミレが付きません。 和名は、葉の形が馬の蹄に似ていることに由来しています。
イワカガミ(岩鏡)は、イワウメ科イワカガミ属の常緑多年草です。 和名は、岩場に生えて、葉に鏡のような光沢があることに由来しています。
ミヤマタンポポ(深山蒲公英)は、キク科タンポポ属の多年草です。 春に、黄色い花が咲きます。
イワイチョウ(岩銀杏)は、ミツガシワ科イワイチョウ属の多年草です。
キバナカワラマツバ(黄花河原松葉)は、アカネ科ヤエムグラ属の多年草です。 初夏に小さな黄色い花を咲かせます。
イワシモツケ(岩下野)は、バラ科シモツケ属の落葉樹です。
アカジクヘビノボラズ(赤軸蛇登らず)は、メギ科メギ属の落葉樹です。 葉の周囲が赤くなっています。 葉がすべて緑色のものは、ヒロハヘビノボラズと呼ばれます。
チャボゼキショウ(矮鶏石菖)は、チシマゼキショウ科チシマゼキショウ属の多年草です。
キジムシロ(雉莚)は、バラ科キジムシロ属の多年草です。
ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)は、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草です。
ハクサンコザクラ(白山小桜)は、サクラソウ科サクラソウ属の多年草です。
シラネアオイ(白根葵)は、キンポウゲ科シラネアオイ属の多年草です。
サンカヨウ(山荷葉)は、メギ科サンカヨウ属の多年草です。 荷葉とはハスの葉のことで、山に咲くハスという意味です。 サンカヨウは、春に白い花が咲きます。晴れているときは白い花ですが、雨が降ると透明な花になる神秘的な花です。 サンカヨウの花には白色の色素はなく、花の細胞の隙間に入った光が乱反射して白く見えていますが、雨が降ると花の細胞の隙間に水が入り乱反射しなくなるため、透明になるようです。
キヌガサソウ(衣笠草)は、シュロソウ科キヌガサソウ属の多年草です。
マイヅルソウ(舞鶴草)は、キジカクシ科マイヅルソウ属の多年草です。 APG分類体系以前のエングラー体系では、ユリ科に分類されていました。 春には、小さな白い花が咲きます。 葉は互生で、形はハート型をしています。 葉の葉脈の形が、鶴が舞う形に似ていることから、マイヅルソウと呼ばれるようになったという説と、白い小さな花が鶴が舞うようなので、マイヅルソウと呼ばれるようになったという説があるようです。
ベニバナイチゴ(紅花苺)は、バラ科キイチゴ属の落葉樹です。
ゴゼンタチバナ(御前橘)は、ミズキ科ゴゼンタチバナ属の多年草です。
ミツバオウレン(三葉黄蓮)は、キンポウゲ科オウレン属の多年草です。 白い5枚の花びらに見えるのは萼片で、黄色い小さいのが花です。 ミツバノバイカオウレンは、白い萼片が梅の花のように丸みを帯びていますが、ミツバオウレンは細くなっています。
ヒメイチゲ(姫一華)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。
シナノキンバイ(信濃金梅)は、キンポウゲ科キンバイソウ属の多年草です。
イワウメ(岩梅)は、イワウメ科イワウメ属の常緑樹です。 イワウメは、高さが2~3cmしかない木で、岩を這うように群生します。
タカネヤハズハハコ(高嶺矢筈母子)は、キク科ヤマハハコ属の多年草です。
アオノツガザクラ(青の栂桜)は、ツツジ科ツガザクラ属の常緑樹です。 初夏に黄緑色の釣り鐘型の花を咲かせます。
ツガザクラ(栂桜)は、ツツジ科ツガザクラ属の常緑樹です。 初夏に薄いピンク色の釣り鐘型の花を咲かせます。
ハクサンイチゲ(白山一華)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。 チングルマと似ていますが、ハクサンイチゲは草です。 花びらも、チングルマよりも少し尖っています。
ミヤマクワガタ(深山鍬形)は、オオバコ科ルリトラノオ属の多年草です。 昆虫にも、同名のミヤマクワガタがいます。
クロユリ(黒百合)は、ユリ科バイモ属の多年草です。 初夏に黒い色の花を咲かせます。