足羽川用水は、足羽川頭首工から取水し、酒生用水、徳光用水、六条用水、足羽三ヶ用水、足羽四ヶ用水、木田用水、社江守用水の7つの用水により、福井市南東部を潤している用水で、「世界かんがい施設遺産」と「疎水百選」に選定されています。 足羽の清流のWebページから、世界かんがい施設遺産「足羽川用水」のパンフレットをダウンロードできます。
足羽川用水の取水口付近には、三連水車が設置されていて、ビオトープへ水を汲み上げたり、発電したり、石臼を回したりする様子を見ることができます。
足羽川用水基幹分水工では、右岸の酒生用水、左岸の徳光用水、六条用水、足羽三ヶ用水に分水しています。
右岸の酒生用水には、足羽川の下をサイフォンを使って、水を送っています。
旧酒生用水は、右岸から取水し、調節水門を通って流れていました。 旧酒生用水調節水門は、現在使われていませんが、保存されています。
酒生用水は、酒生分水工で、酒生上江用水、酒生下江用水、稲津用水に分水され、足羽川右岸を潤しています。
左岸の徳光用水は、徳光分水工、徳光下江分水工で分水され、流れています。 東郷の街の中は、道路の中央を用水が流れ、遊歩道も整備されています。
六条用水は、六条分水工で、木田・社江守用水と分水しています。
六条分水工付近には、旧木田用水路跡が残っていて、旧木田用水に使われていた石造物や定石などが展示されています。 定石は、水争いを無くすため、分水部分に設置されていた石のことです。
足羽川用水には、岩倉分水工、四ヶ分水工、木田・社江守分水工などもあり、分水されていきます。