国道8号線

国道8号線

 国道8号線は、新潟県新潟市から、富山県富山市、石川県金沢市、福井県福井市を経由して、京都府京都市に至る、574.9kmの国土交通省直轄の国道です。 国道7号線、国道8号線、国道9号線で、日本海側を縦断する幹線国道となっています。
 新潟県新潟市本町の起点には、道路元標があります。 新潟市本町から、新潟バイパスまでは、国道7号線との重複区間となります。
 新潟バイパスの紫竹山インターで国道7号、国道49号と分岐し、鳥屋野潟を左に見ながら走り、信濃川を渡ったところで、国道116号と分岐します。 柏崎まで行く場合は、国道8号線よりも国道116号線の方が、距離が短いため速いです。

 新潟平野を南下し、三条市と燕市の間を通ります。 三条市と燕市の間では、道路や鉄道の誘致合戦が激しく、国道8号線の他にも、北陸自動車道や、JR上越新幹線などが、市境にまたがって走っています。 名前の付け方でも、どちらが先かを争い、北陸自動車道が三条燕インターとなり、上越新幹線が燕三条駅となりました。 両市の間を抜けると、信濃川を渡り、上越新幹線とJR信越本線と、ほぼ並列します。

 長岡市で、国道17号線と分岐しますが、国道17号線側が優先で、国道8号線は側道を下り右折します。 国道8号線を走る車よりも、東京に向かう国道17号線の方が、交通量が多いためでしょう。 新潟県は、米どころだけあって酒造りがさかんで、長岡市内の国道8号線からも、ドラマ「S.O.S」のロケ地に使われた、高橋酒造を見ることができます。

 新潟県と富山県の間は、親不知(おやしらず)海岸と言って、山が海のすぐそばまで迫っていて、古くから難所となっています。

 富山-高岡間は、4車線で富山高岡バイパスと呼ばれています。 晴れた日の富山高岡バイパスからは、立山連峰がきれいに見えます。

富山高岡バイパスと立山連峰 富山高岡バイパスと立山連峰
写真 写真

 富山県と石川県の境には、源平の合戦で有名な、倶利伽羅峠があります。

小矢部バイパスの源平トンネル 倶利伽羅トンネル
写真 写真

 倶利伽羅峠を越えると、津幡北バイパスに接続される予定ですが、未完成です。 そのため、津幡町から東金沢間は、国道159号線として使われています。 金沢市内は、金沢バイパスが完成していて、市街地は通りません。
 寺井町から小松バイパスに接続される予定ですが、未完成です。
 加賀温泉付近には、北陸鉄道河南線跡の庄跨線橋が残っています。 線路跡は道路として利用されています。

r008_syo01.jpg
写真

 福井-武生間は、4車線で福井バイパスと呼ばれています。
 武生-敦賀間は、敦賀街道と呼ばれる峠越えですが、登坂車線も整備されていて快適に走れます。
 敦賀市内は、山側を敦賀バイパスが走っています。敦賀バイパスの国道476交点から、国道27号交点までは北陸自動車道の敦賀インターもあり、4車線化されています。2001年現在、敦賀バイパスは、国道27号交点までしか完成していません。
 敦賀市内の国道8号線沿いのアーケードのある商店街には、松本零士の銀河鉄道999、宇宙戦艦ヤマト、キャプテンハーロックなどのアニメ作品の銅像があります。 また、夜にはラーメンの屋台がたくさん出店しています。

宇宙戦艦ヤマトのアナライザーの銅像 敦賀駅前で酒を飲む佐渡先生
写真 写真
古代進と森雪の銅像 国道8号線沿いの銀河鉄道999と鉄郎の銅像
写真 写真
国道8号線沿いの銀河鉄道999と鉄郎とメーテルの銅像 宇宙海賊キャプテンハーロックの銅像
写真 写真

 敦賀市内では、気比神宮の前を通ります。気比神宮前の交差点は国道476号終点にもなっていますが、国道476号線の標識はありません。
 木の本付近では、国道303号線と、国道365号線との重複区間となっています。

気比神宮 国道8号303号365号重複区間
写真 写真

 滋賀県草津市から、京都府京都市までは、国道1号線との重複区間になっています。



Copyright (C)1995-2000 Joe Masumura.
mail : joe@ash.or.jp