名古屋ガイドウェイバスは、大曽根駅と小幡緑地駅間の6.5kmを結ぶ路線で、バスなのに、鉄道のような駅があり、高架の上を走っています。
分類上は、トロリーバスと同じ無軌条電車として扱われますので、バスではなく鉄道の仲間になります。
鉄道なので、駅では乗降が無くてもドアを開閉しなければならないとか、時刻表通りに発車しなければならないとか、目視だけでなく指差確認喚呼しなければならないとか、なかなか面白い交通機関です。
ゆとりーとラインは、大曽根駅から小幡緑地駅の間は、名古屋ガイドウェイバス用の高架専用軌道を走りますが、小幡緑地駅以降は、地上に降り案内輪を収納して、通常のバスと同じように道路を走ります。
高架専用軌道の両側には、ガイドレールが備えられているため、ゆりかもめなどの新交通システムのようです。
高架専用軌道を走るときは、前後のタイヤの脇から出てくる案内輪を使ってガイドレールに沿って走るため、高架専用軌道では運転中にハンドルを握りません。
高架専用軌道は複線になっていますが、待避線はないため、すれ違いはできますが、追い越しをすることはできません。
ですから、バスはすべて各駅停車ですが、交通渋滞によって遅れることはありません。
終着駅の大曾根駅も対向式ホームとなっていて、降車専用ホームと乗車専用ホームに分かれています。 ホームの先には、転回・退避スペースがあり、そこで折り返します。