Gitは、オープンソースのファイルのバージョン管理システムの一つです。Gitの主な機能は、ファイルのバージョン管理と共有です。GitHubを使うことで、ファイルの更新履歴の管理をしたり、過去のバージョンのファイルに戻したりすることができます。また、複数の人間がファイルをダウンロードしたり編集したりして共有することができます。Git以外のバージョン管理システムズテムには、CVS(Concurrent Versions System)や、SVN(SubVersioN)などがあります。
GitHubは、Gitを利用したWebサービスの一つです。GitHubを使えば、Gitで管理しているファイルをインターネット上に公開することができます。
UbuntuやROS関連のソフトウェアは、GitHubで管理されているものが多いです。ですから、それらのソフトウェアと同じように、ファイルを取得して実行できれば、Webページも分かりやすいと思い、GitHubでファイルを公開しています。
ここでは、GitHubのリポジトリの使い方や作成方法など、備忘録を兼ねて掲載していますので、ブランチ機能など私が使っていない機能は掲載していません。
GitHubで公開されているリポジトリは、UbuntuやWindowsから利用することができます。
このサイト内のWebページのソースは、下記のリポジトリで公開しています。
このリポジトリは、UbuntuのROSパッケージとして作成されています。ですから利用するためには、ROSのビルドシステムであるcatkinのワークスペースを作成する必要があります。
対応しているROSのバージョンは、MelodicとKineticです。それ以外の環境では動作確認を行っていません。
$ cd ~/catkin_ws/src
$ git clone https://github.com/joe-ash/my_hello
$ git clone https://github.com/joe-ash/my_topic
$ git clone https://github.com/joe-ash/model01
$ git clone https://github.com/joe-ash/tbot
$ git clone https://github.com/joe-ash/cbot
$ git clone https://github.com/joe-ash/marker
$ cd ~/catkin_ws && catkin_make
このように、ROSのパッケージと同じようにスースを取得し、ビルドすることができます。
catkin_create_pkgを実行してパッケージを作成する必要はありません。
パッケージの説明と使い方は、対応する各Webページを参照してください。
GitHubのリポジトリの登録・削除は、Webベースで行うことができます。
最初に、GitHubのサイトでアカウントを作成します。Topページは日本語ですが、英語のページが多いです。
オープンソースなどの公開用のサイトであれば、無料で作成することができます。
ユーザ名、メールアドレス、パスワードなどを入力して「Sign up for Github」ボタンを押します。
「Free」を選択して、「Finish sign up」をボタンを押すと、登録完了です。
リポジトリを作成するには、GitHubにログインします。
「New」ボタンをクリックして「Create a new repository」画面を表示します。
「Repository name」にリポジトリ名を入力し、「Description」に説明文を入力します。
「Create repository」ボタンを押すと、リポジトリが作成されます。
これで「https://github.com/アカウント名/リポジトリ名」でアクセス可能になります。
リポジトリにファイルを登録するには、リポジトリにアクセスします。
「https://github.com/アカウント名/リポジトリ名」でアクセスできます。
「Upload files」ボタンを押すと、リポジトリへのファイル登録画面が表示されます。
アップロードしたいファイルをドラッグし、「Commit changes」ボタンを押せば、登録されます。
リポジトリを削除するときは、リポジトリにアクセスします。
画面上部の「Setting」タブを選択します。
画面下部にある「Delete this repository」ボタンを押せば、リポジトリは削除されます。