Ubuntuは、Debian系のLinuxディストリビューションの一つです。 Ubuntuのインストール方法は、いろいろありますが、このWebページでは、私が行った方法を備忘録としてまとめています。 Ubuntuのバージョンは、Ubuntu 18.04 TLSとUbuntu 16.04 TLSの2つのバージョンでインストールを行いました。
Ubuntuのインストールメディアの作成は、Windows10で行います。
まず、Ubuntuのサイトから、インストールするUbuntuのバージョンに対応するISOイメージをダウンロードします。日本語版のUbuntu18.04のIntel用の場合は、ubuntu-ja-18.04.3-desktop-amd64.isoというファイルです。
Rufusのサイトから、rufus(ブータブルメディア作成ツール)をダウンロードして、実行します。
USBメモリにISOイメージを書き込み、インストール媒体を作成します。
私のノートPCは、Windows10で利用しているため、外付けUSBドライブにインストールします。
外付けUSBドライブを接続しないときの操作は、変わらないように設定します。
以下の方法は、DELLのノートPC(Inspiron)で確認しました。
電源を入れた後、F2キーを押してBIOS設定画面を起動します。
ブート順序をUEFIを優先にします。
USBメモリに入ったUbuntuインストールディスクで起動します。
Ubuntuをインストールします。
通常のインストールのインストールの種類で「それ以外」を選択し、ブートローダをインストールするデバイスを指定します。
ここで間違えると、ブートしないなど面倒なことになりますので要注意です!
ファイルシステムは「Ext4」マウントポイントは「/」を選択します。
メモリは16GBあるので、スワップ領域は設定しません。
あとは、デフォルト設定で特に問題はありません。
OS再起動時に、F2キーを押してBIOS設定画面を起動します。
ブート順序をWindowsに戻します。
以後は、外付けディスクを接続し、電源を入れてF12キーを押せば、ブートメニューが表示されます。
ブートメニューから、Ubuntuを選択すれば、起動できます。
何もせずに起動すると、今まで通り、Windows10が起動しますので、インストール完了です。
シャットダウンする場合は、画面右上の電源ボタンアイコンをクリックします。
「右上のキーボードアイコン」の入力メソッドを「日本語(Mozc)」を選択すると、日本語入力ができるようになります。
「設定メニュー」「プライバシー」「画面ロック」を選択し、「自動画面ロック」を「オフ」にします。
Ubuntu 16の場合は、「設定メニュー」「画面の明るさとロック」を選択し、「ロックしない」と「サスペンドからの復帰にパスワード要求しない」をチェックします。
Ubuntuのデフォルトでは、ifconfigやnetstatなどのネットワーク設定ツールが入っていません。
そこで、ネットワークの設定用に、下記のコマンドで、net-toolsをインストールします。
$ sudo apt install net-tools
Ubuntuでは、aptコマンドでインストールするのが一般的です。
aptコマンドは、apt-getコマンドなどの後継コマンドです。
apt用のパッケージファイルは、debファイルです。
apt install [package] (apt-get install [package]) |
パッケージのインストール |
apt update (apt-get update) |
/etc/apt/sources.listに記述された、パッケージリストの更新 |
apt upgrade (apt-get upgrade) |
インストールされているパッケージの更新 |
apt full-upgrade (apt-get dist-upgrade) |
インストールされているカーネルの更新 |
apt remove [package] (apt-get remove [package]) |
パッケージの削除 |
apt list --installed (dpkg -l) |
インストールされてるパッケージの一覧 |
apt list | パッケージの一覧を表示 |
apt search [keyword] (apt-cache search [keyword]) |
リリースされているパッケージの検索 |
リポジトリからソースを取得する場合、GitやMercurialで管理されている場合が多いです。 そのような場合は、下記のコマンドでリポジトリから取得することができます。
git clone [path] | Gitによるリポジトリのクローンの作成 |
hg clone [path] | Mercurialによるリポジトリのクローンの作成 |
Ubuntuには、デフォルトのブラウザとしてFireFoxがインストールされていますが、GoogleChromeもリリースされています。Chromeのサイトから、64bit版、debパッケージをインストールします。
統合開発環境として、MicrosoftのVisual Studio Codeをインストールします。Visual Studio Codeは、ビルド機能はありませんが、動作が軽く、名前の補完やテスト実行などが行えます。
Visual Studio Codeのサイトから、「.deb 64bit版」をインストールします。
インストール後、下記の拡張機能パッケージもインストールしておきます。