干し柿作り

渋柿の準備

 干し柿を作るためには、まず、渋柿を採りに行きます。柿の木の所有者にお願いして、渋柿を採らせてもらいます。柿の実を採るときは、枝を残して採るようにします。枝が残っていると、干すときに便利です。

採ってきた渋柿

 まず最初に、柿の皮を剥きます。ヘタと茎は残しますが、皮は綺麗に剥いておかないと、食べるときに苦労します。皮を剥いたら、熱湯に10秒ほどつけて、殺菌消毒します。熱湯につけないとカビが生えやすくなってしまいます。

皮をむいて熱湯につけた渋柿

 あとは、枝の部分に紐を巻き付けて吊るしていきます。枝がない場合は、柿の実に竹串を刺して竹串に紐を巻き付けます。干す場所は、涼しくて濡れない場所が良いです。部屋の中でも構いませんが、暖かいので、カビが生えやすいです。私は干し柿のできる様子を観察したかったので、部屋の中で干してみましたが、途中から外で干すことにしました。家にはカーポートがあるので、カーポートの柱にロープでぶらさげました。

家の中で吊るした干し柿
家の外で吊るした干し柿

 1週間に1回ぐらい、ビニール手袋をして干し柿を揉んでおきます。干し柿を揉まないと、干し柿が固くなってしまいます。3週間ぐらいで、甘い干し柿ができます。糖分の結晶である白い粉が吹いてくれば、成功です。

3週間後の干し柿
白い粉が吹いている干し柿

 甘くておいしい干し柿ができたので、次の年は、大量に作ってみました。

大量に作った干し柿

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