金沢美術工芸大学は、1946年に設立した公立芸術大学で、金沢市出羽町にある旧陸軍兵器庫の赤煉瓦倉庫が使われていました。1972年には、金沢市小立野5丁目の金沢刑務所跡に移転し、2023年には、金沢市小立野5丁目の金沢大学工学部跡に移転する予定です。
2023年8月27日に金沢美術工芸大学の新キャンパスの内覧会がありましたので、見学してきました。
新キャンパスは、小立野旭町線側から、1号館 管理棟、2号館 図書館、3号館 講義棟、4号館 工房棟5号館 デザイン棟、6号館 メディア棟、7号館 体育館(講堂)の順番に配置されています。
建物の中央には、一部がガラス屋根で覆われたアートプロムナードがあり、作品の展示スペースが設置され、大学の活動を広く発信する場となる空間となるようです。
このページでは、見学会のルート順ではなく、道路側の1号館から順番に、写真を掲載しています。
また、敷地外からの写真は、翌日に誰もいない状態で再撮影しています。
1号館は、管理棟として使われます。
1号館に入ると、メインエントランスがあり、いろいろな作品が飾ってあります。
正面には、石川県立図書館が見えます。
1号館と4号館の渡り廊下からは、2号館の図書館が見えます。
2号館は、図書館として使われます。 2号館に入ると、グアラリーがあり、作品が飾ってあります。
3号館は、講義室や学生ラウンジとして使われます。
4号館は、工房棟として使われます。 4号館の1階には、木材加工機械室、石材加工機械室、金属加工機械室などがあり、創作の庭を囲む共通工房となっています。 4号館の2階には、3階への階段状のベンチのある大空間のアートコモンズもあります。 アートコモンズは、可動式の間仕切りで3分割することもできます。 4号館の2階には、染制作室、繊維加工室、石膏デッサン室などもあります。
5号館は、デザイン棟として使われます。 5号館には、デザイン科教室などがあります。 5号館からは、芝生広場が良く見えます。
6号館は、メディア棟として使われます。 6号館には、シアターや撮影スタジオなどがあります。
7号館は、講堂としても使える体育館として使われます。 講堂として利用する場合の座席は、壁に収納可能となっています。
金沢美術工芸大学の脇を辰巳用水が流れています。 辰巳用水は、国の史跡や、土木学会推奨土木遺産に指定されていて、解説板がありプレートが飾られています。 金沢美術工芸大学の建設時に、辰巳用水も整備され、用水のゴミを自動的に除去する機械も設置されています。