金沢七尾ロングラン

金沢七尾ロングラン

 金沢満喫坂マラニックと金沢大学楽走会の共催企画で、金沢七尾ロングランがありましたので、参加しました。 コースは、卯辰トンネル入口から森本に抜けて、旧北国街道を通り津幡に行き、山側の県道と国道471号線を通り宝達志水町まで行き、後は国道157号線を七尾までの全長約70kmのコースで、約11時間で走ります。 ロングコースですが、参加者は33名もいました。

金沢七尾ロングランのコース
走行ペースの記録(GPSログから休憩時間を削除して集計)

 金沢を5:30に出発して、七尾に16:30に到着しましたので、約70kmのコースを休憩時間を含めて約11時間で走ったことになります。 GPSログから、実走距離と休憩ポイントの時間を抜出し、全体のランニングペースを調べてみました。 予定では、宿こぶしグリーンパークで40分の昼食休憩を行い、一番遅いグループが、前半は7:00/km、後半は7:30/kmのペースで走ることになっていました。 私は初めての70km走でしたので、一番遅いグループのペースに合わせて走り、完走することができました。 ただ、一番遅いグループのはずだったのですが、ほとんどの人がすごい速さで走って行ってしまい、グループ走という感じではありませんでしたが、その分、ちゃんとマイペースで走り続けることができました。 途中、ひざに軽い痛みが出たことがあり、少しストレッチなどを行いましたが、特にトラブルもありませんでした。 余裕があるかなという感じもあったので、残り1kmのところでラストスパートしようとしたのですが、無理でした。 結局、最後まで7:30/kmのペースを守り、ほぼ、予定通りの到着でした。
 私は、GPSログから休憩している部分のログを削除して、それを集計して7:09/kmというペースを計算したのですが、GARMINの自動停止機能を使えば、何もしなくても7:16/kmと表示されます。誤差も少ないし、これは、かなり使えそうです。一応、設定では、20:00/kmを越えたら停止するという設定にして使っています。この速度よりも速いペースに設定すると、急な階段を登っている時に停止状態になることがあったので、20:00/kmにしてあります。GARMINの自動停止機能を使えば、休憩時間の削除は不要なので、いつもの5km単位の集計だけで、十分にランニング状態を見ることができます。ただ、腕の心拍数は、ピッチの数値を拾っている可能性が高いので、ちゃんと胸バンドの心拍計を付けて走れば良かったと後悔しています。これは、バグというよりも、腕の心拍計の限界だと、GARMINも認めています。

GARMINの地図と高低図
GARMINのCSVを5km単位で集計

 森本からは、旧北国街道を走りました。金沢下口往還の松並木は、旧北国街道の面影が感じられます。 松並木を過ぎると、八田與市の旧宅の横を走ります。 八田與市は水利技術者で、台湾に東洋一の烏山頭ダムなどを造り、台湾で尊敬されている人です。
 能瀬付近では、仲間がエイドをしてくれました。こういうエイドがあると、元気が出ます。
 宇野気では、内灘方面から来る人と合流しました。

早朝の旧北国街道松並木
早朝の旧北国街道松並木
早朝の八田與市旧宅
早朝の八田與市旧宅
能瀬付近でのエイド

 宝達志水町に近づくと、宝達山が見えてきます。
 宝達山を見ながら走り、菅原神社で記念撮影をしました。
 宝達志水町の東野集落には、イチョウ並木があり、紅葉していたので、写真を撮りました。 しかも、イチョウの紅葉の黄色に加えて、エイタカアワダチソウの黄色い花も咲いていて、とてもきれいでした。 このイチョウ並木は、県立農業短期大学の跡地らしいです。

宝達山
宝達山の見える道
菅原神社の階段で記念撮影
宝達志水イチョウ並木

 イチョウ並木から少し走ると、宝達天井川のトンネルを通ります。 天井川とは、川底が周辺の土地よりも高くなった川のことです。 ちょっと寄り道をして、トンネルの上の川も見に行きました。

宝達天井川のトンネル
トンネルの上を流れる宝達川

 宝達志水町は、オムライスの町と言われています。 オムライスを考案したと言われる北橋茂男氏が宝達志水町出身ということで、オムライスの町だそうです。 というわけで、オムライスの看板で写真撮影しました。
 宝達志水町では、30kmの宝浪漫マラソンが開催されていて、私も参加したことがあります。 そのときも、この看板で写真撮影しました。
 羽咋市杉野屋町には、アンパンマンの顔が描かれたかぼちゃが軒下に置かれていました。

宝達志水町のオムライスの看板で記念撮影
アンパンマンかぼちゃ

 国道157号線のバイパスは、能登国分寺の周りを迂回するような形で造られています。 そこで、またまた寄り道をして写真を撮りました。 国分寺は、聖武天皇が仏教の力で国を安定させるために全国に造った寺院です。 能登国分寺は南門などが復元されていて、遠くには、七尾城のある城山も見えました。

能登国分寺
能登国分寺と七尾城

 七尾駅に予定通り到着した後は、電車で金沢まで帰りました。 車両は新型の521系でした。旧型の415系では、中津幡-津幡間のデッドセクションで、車内照明が消えるのが、面白かったのですが、新型ではバッテリーが搭載されているので、車内照明は消えません。
 金沢駅に着いてから、家まで5kmを走って帰れるか気になっていましたが、七尾までと同じ7:30/kmのペースで走って帰れました。
 翌日は、腰と肩が痛くて、すぐには起きられませんでしたが、リカバリー走に出かけました。 走り出してみると、意外と走れたので、調子に乗って御参詣坂を登ってみました。 すると、足が上がらず走れませんでしたし、昨日と同じ膝の痛みも少しありました。 やはり、70km走のダメージは大きそうなので、リカバリー走は5kmで中止し、家に帰り仕事に出かけました。
 坂道トレーニングと、腹筋と背筋を行って、筋肉を鍛え、もっと余裕を持って走れるようになりたいです。


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