国道159号線

国道159号線(石川県七尾市-石川県金沢市)

 国道159号線は、石川県七尾市から、石川県金沢市を結ぶ、64.5kmの建設省直轄の国道です。 JR七尾線(七尾-津幡間)とJR北陸本線(津幡-金沢間)と、ほぼ並行して走っています。 この他、能登と金沢を結ぶ道路には、自動車専用道路の能登有料道路があります。
 国道159号線に峠はなく、羽咋-七尾間の分水嶺も、ほとんど気が付かないほど平坦です。 津幡バイパス(津幡-金沢間)は4車線ですが、それ以外は2車線です。

 七尾市から鹿島町までは、2車線の鹿島バイパスがあり、田んぼの中の快適な道となっています。
 また、敷浪-免田間も2車線の宝達バイパスがあり、こちらも田んぼの中の快適な道となっています。

国道159号線起点 国道159号線起点交差点
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 宇ノ気-金沢間は、河北潟干拓地に沿って走っています。 また、能登の最高峰である宝達山(標高637m)が、よく見えます。

宇ノ気付近の河北潟干拓地
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 国道159号線の津幡バイパスは、国道8号線の津幡北バイパスが完成すると、国道8号線に格上げされると思われます。 また、津幡-宇ノ気間も4車線化が進んでいて、能登有料道路と直接接続される予定です。 能登有料道路の、宇ノ気-羽咋間は4車線化されていますので、このバイパスが完成すると、金沢から羽咋まで4車線の道路で接続されることになります。
 金沢市内の浅野川付近は、東廓(ひがしのくるわ)や、主計町(かぞえまち)など、昔の町並みが残っています。 浅野川にかかる浅野川大橋は、1922年に竣工した橋長55mのPC3連アーチ橋で、国の登録有形文化財(建造物)に登録されています。

宝達山と津幡バイパス 浅野川大橋
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 浅野川大橋を渡ると尾張町で、ここに石川県道路元標があります。 道路元標とは、昔の道路の基準となっていた石碑です。 尾張町には、金沢城の大手門があり、古くから金沢の表玄関となっています。
 国道159号線の終点は、武蔵ヶ辻(交差点名は「むさし」)です。 武蔵ヶ辻には、金沢の台所ともいえる、近江町市場があります。 国道159号線の終点が、石川県道路元標のある尾張町でも、県庁などがある香林坊でもなく、その間の武蔵ヶ辻となったのは、JR金沢駅に最も近いからでしょうか?

石川県道路元標 国道159号線終点
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