尾小屋鉄道廃線跡

 尾小屋鉄道は、尾小屋銅山のある尾小屋駅と国鉄小松駅と接続する新小松駅を結んでいた軽便鉄道です。 1977年(昭和52年)に、廃止となりました。 現在では、尾小屋鉄道に沿って、国道416号線が走っていて、小松バスが運行されています。 廃線跡は、石川県が道路として管理しているため、廃線跡を楽しむことができます。

尾小屋鉄道

駅名読み仮名営業キロ備考
尾小屋おごや0.0km駅構内、車両、ターンテーブル
長原ながはら0.9km国道416号線
倉谷口くらたにぐち2.0km朽ちた木橋、第1トンネル、石垣
観音下かながそ4.0km木橋、杉林、鉄橋、3kmポスト、第2トンネル、駅ホーム
波佐羅はさら4.7km石橋、林道
塩原しおはら5.6km国道416号線
さわ6.1km農道、駅ホーム
金平かなひら7.8km木橋、農道
金野町かねのちょう9.1km農道、駅ホーム
大杉谷口おおすぎだにぐち9.6km農道
西大野にしおおの10.5km農道、5連鉄橋
花坂はなさか11.4km県道、石積の築堤
遊園地前ゆえんちまえ12.7km小型車用道路、自転車道
吉竹よしたけ13.7km自転車道
西吉竹にしよしたけ14.1km県道
新小松しんこまつ16.8km小型車用道路、バス待合所、駐車場

尾小屋駅跡

 国道416号線沿いにある尾小屋駅跡には、2001年現在でも、尾小屋鉄道の車両が残っています。

尾小屋駅跡と国道416号線
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 屋根の下には、尾小屋銅山の銅鉱石を運ぶのに活躍した、蒸気機関車の5号機と、客車のハフ1があります。

尾小屋駅跡にあるSL SLの運転席
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 ハフ1の後には、気動車のキハ3もあります。 車内の様子も見ることができます。

尾小屋駅跡にあるキハ3 キハ3の車内
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 奥にある車庫の裏側には、ターンテーブルも残っています。

キハ3の運転席 ターンテーブル跡
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尾小屋鉄道廃線跡(尾小屋-沢間)

 尾小屋鉄道の廃線跡は、尾小屋駅跡から長原駅跡までは、国道416号線として利用されています。 長原駅を過ぎると、尾小屋鉄道の廃線跡は、郷谷川を渡ります。 郷谷川に架かっている2連の朽ちた木造の橋が残っています。

尾小屋鉄道廃線跡の国道416号線 長原付近の2連木橋跡
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 川を渡って、廃線跡を少し行くと、草むらの中に第1トンネルがあります。 国道416号線からは、木が茂っていて、第1トンネルはほとんど見えませんが、トンネルの手前の石垣を見ることができます。

尾小屋鉄道廃線跡の第1トンネル 国道416号から見た尾小屋鉄道の石垣跡
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 第1トンネルの中には、枕木や、レールを固定していた犬釘などが残っています。 第1トンネルから先は、藪が生い茂っていて廃線跡を歩くのは難しく、引き返した方が無難です。

枕木の残る第1トンネル 第1トンネルの枕木と犬釘
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 大日川方面へ向かう県道の踏切跡付近が、倉谷口の駅があった場所です。 草の中をかきわけて行くと、木造の橋跡があります。 ただ、橋を渡るのは危険ですし、反対側からある程度、回り込むことができますので引き返した方が無難です。

倉谷口駅付近の木橋跡 倉谷口駅付近の木橋跡
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 倉谷口を過ぎると、廃線跡は、杉林の中に残っています。 林業関係者が通るためか、比較的歩きやすくなっています。

杉林の中の尾小屋鉄道廃線跡 郷谷川と尾小屋鉄道廃線跡
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 沢に沿った林道の踏切跡を過ぎると、プレートガータ鉄橋跡があります。 鉄橋の先は、観音下(かながそ)方面から林道が続いていますので、引き返したほうが無難です。

プレートガータ鉄橋跡 プレートガータ鉄橋跡
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 鉄橋を過ぎると、第2トンネルがあります。 第2トンネルの手前には、3キロポストが残っています。 第2トンネルは素掘りのトンネルで、ごつごつした岩肌が見られます。

第2トンネルと3キロポスト 素掘りの第2トンネル
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 第2トンネルから先は、林道となっていて、歩きやすくなっています。 観音下(かながそ)駅跡には、貨物用のホーム跡が残っています。 観音下を過ぎると、対岸に国道416号線が見えてきます。

観音下駅跡の貨物用ホーム跡 対岸の国道416号線と廃線跡
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 塩原付近では、国道416号線のバイパスとして利用されています。 塩原から沢の間は、田んぼが広がっています。

塩原付近の尾小屋鉄道廃線跡 沢付近の尾小屋鉄道廃線跡
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 火の見やぐらも残る沢駅跡には、ホーム跡などが残っています。 沢駅を過ぎて、しばらく田んぼの中を走ると、2連の木造橋が見えます。 橋の先は歩行困難ですし、国道416号線沿いには十二ヶ滝という滝がありますので、引き返した方が無難です。

沢駅跡 沢駅近くの2連木造橋跡
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尾小屋鉄道廃線跡(沢-新小松間)

 尾小屋鉄道の廃線跡は、国道416号線の対岸に残っています。 沢付近の郷谷川本流には、十二ヶ滝という滝があります。
 金平駅跡には、何も残っていませんが、廃線跡ははっきりとわかります。

十二ヶ滝と国道416号線 金平駅跡付近
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 金野町駅跡には、ホームの跡が残っています。 金野町駅を過ぎると、大杉谷口駅のあった付近をとおります。

金野町駅跡 大杉谷口駅跡付近
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 大杉谷駅跡を過ぎると、5連の梯川鉄橋が残っています。
 西大野駅跡と花坂駅跡の間には、石垣の築堤が残っています。 ここから、花坂を通って、遊園地前までは、登り坂となります。

梯川鉄橋 西大野付近の石垣の築堤跡
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 花坂から小松までは、サイクリングロードと、小型車専用の道路となっています。 憩いの森付近では、国道8号線の小松バイパスをくぐります。 小松バイパスから先は、サイクリングロードとなっています。

花坂-遊園地前間の廃線跡 国道8号線小松バイパス
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 憩いの森には、遊園地前の駅がありましたが、周りに遊園地はありませんでした。 サイクリングロードは吉竹まで続いています。

遊園地前駅跡付近の廃線跡 吉竹駅跡付近の廃線跡
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 吉竹から小松までは、田んぼの中を廃線跡の道路が続きます。 道路には、バリアのようなガードレールがあり、小型車がぎりぎり通れる幅しかありません。

吉竹付近の廃線跡 吉竹付近の廃線跡
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 国道8号線を横切ると、右に大きくカーブして終点の新小松駅跡に着きます。 新小松駅跡は、バスの待合所と駐車場となっています。

国道8号線から見た廃線跡 新小松駅跡
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