JR七尾線のデッドセクション

JR七尾線のデッドセクション

 JR七尾線は、津幡駅と和倉温泉駅を結ぶJR西日本の路線で、1991年(平成3年)に電化されました。津幡駅で接続されていた北陸本線(現IRいしかわ鉄道)は交流電化されていたのですが、交流電化すると既存のトンネルや跨線橋と架線との絶縁距離が足りないため、直流電化されました。そのため、津幡駅と中津幡駅の間に、デッドセクションができました。デッドセクションとは、架線に給電されていない区間のことで、七尾線ではこの区間内で交流と直流の切り替えを行っています。デッドセクションの通過中は惰行走行するため、デッドセクション内で停止すると電車は動けなくなってしまいます。

デッドセクションを走る415系電車
デッドセクションを走る415系電車

 デッドセクションに入る前には、黒色と黄色の予告標識があり、架線が2本になります。デッドセクション側の架線には、電気が流れていません。デッドセクション内には、赤色と白色の標識があります。デッドセクションの通過には30秒程度かかります。

デッドセクション予告標識
デッドセクション標識

 デッドセクション通過中は、一時的に室内照明が消え、バッテリーの付いた非常用照明だけが点灯した状態で走行します。
 特急電車では、昔の485系では室内照明が消えていましたが、最近の683系では室内照明が消えくなりました。ですから、特急「サンダーバード」、特急「しらさぎ」、特急「能登いさり火」に乗っていると、ほとんどの人は、デッドセクションに気が付きません。ちなみに、特急「花嫁のれん」はディーゼルカーですから、デッドセクションは関係ありません。

通常の室内照明
デッドセクション通過中の室内照明

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