3Dマイホームデザイナーで航空写真を合成

概要

 3Dマイホームデザイナーは、メガソフト社が販売する、間取り&3D住宅デザインソフトです。
 このページでは、3Dマイホームデザイナーで航空写真を合成する方法についてまとめてあります。

3Dマイホームデザイナーで航空写真を合成

 3Dマイホームデザイナーの敷地に航空写真をマッピングすることで、航空写真との合成表示を行うことができます。
 敷地に航空写真をマッピングしているため、道路や歩道などの位置関係を確認することができます。
 前面道路に歩道があるような場合、車を車庫や駐車場に入れる場所が決まってしまいます。航空写真との合成表示を行うことで、車の出入りのしやすさを確認することができます。
 GoogleEarthで表示することで、同様の確認をすることはできますが、敷地に航空写真をマッピングする方法は、マイホームデザイナーを使いながら、確認できる点が使いやすいと思います。ただ、GoogleEarthのように、広範囲の航空写真と重ねたり、周辺の建物を立体表示することはできません。

南側の外観
南東側の外観
東側の外観
北東側の外観
北西側の外観
西側の外観
南西側の外観
真上からの外観

航空写真の合成方法

 航空写真を合成する場合、敷地で道路を削除します。道路の代わりに、GLから-0.1mの高さの水平面を作成します。大きさは、建物よりも少し大きめとし、縦横比は航空写真をキャプチャする画面サイズの比率に合わせておくと、後の調整が楽にできます。敷地のサイズが64mを超えるとマッピングできない場合がありますので、64m以下のサイズにします。
 敷地を作成したら、その敷地と同じ範囲の航空写真を同じ縦横比でキャプチャしてファイルに保存します。
 立体化を行った後、敷地に航空写真のファイルをドラッグしてマッピングを行います。サイズの指定は、航空写真の範囲の実際のサイズをmm単位で指定します。航空写真のサイズには、誤差がありますので、テクスチャの詳細画面で、サイズを微調整して航空写真の縮尺を調整します。縮尺の調整が終わったら、位置の調整を行います。
 これで、マイホームデザイナーの敷地機能で作成される道路よりも、リアルな道路が表示されます。
 歩道に街路樹が植えてある場合は、航空写真を見ながらマイホームデザイナーで樹を植えれば、より雰囲気を出すことができます。

GoogleEarthでの表示

 参考までに、GoogleEarthでの表示を行ってみました。マイホームデザイナーでも簡単にKMZファイルを作成できますが、視点切替ができませんので、自分でKMZファイルを作成しています。KMZファイルの作成方法が知りたい場合は、3Dマイホームデザイナーで作成した家をGoogleEarth上に建てるを見てください。

GoogleEarthのデフォルト(地形オン)での表示

 GoogleEarthでも建築後の雰囲気や、周辺の建物や風景の中でのイメージを知ることができます。左側の住宅前が草地となっているのは、GoogleEarthが草を立体化処理をしているため、駐車場の路面が隠れてしまったためです。建物周辺の鉄塔や電柱も、崩れていますので、見やすい場所を選ぶ必要があります。
 遠くに見える茶色のビルは、石川県庁です。赤と白の鉄塔は、観音堂にある地デジ放送用の送信アンテナです。
 航空写真との合成表示と同様に、駐車場の出入りのしやすさを確認することもできます。

南側の外観
南東側の外観
東側の外観
北東側の外観
北西側の外観
西側の外観
南西側の外観
真上からの外観

GoogleEarthの地形オフでの表示

 GoogleEarthでは、既存の建物がある場合などは、建物が重なってしまうため、新しく建物を追加できない場合があります。また、Googleが立体化したデータが崩れていて見にくい場合もあります。このような場合には、地形オフにすることで、見やすくなります。
 下記の画像は、上記のデータを地形オフで表示した画像ですので、比較すれば違いが分かると思います。すでに建っている左隣のアパートなどの建物はペシャンコになっています。

南側の外観
南東側の外観
東側の外観
北東側の外観
北西側の外観
西側の外観
南西側の外観
真上からの外観

Copyright (C) ASH Joe Masumura